Pepper Shop/ペッパーショップ

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センムの部屋「未来少年コナン ギガント」


2016年2月25日 株式会社海洋堂
ROOM-4 センムの部屋「未来少年コナン ギガント」

nonscale
原型制作:谷明(ギガント)/香川雅彦(ラナ)
トークゲスト:氷川竜介
構成・文:吉祥寺怪人
写真(トーク):小野正志(ホットレンズ)
デザイン+特撮:古賀 学(ペッパーショップ)
企画制作:株式会社海洋堂

海洋堂代表取締役社長・宮脇修一さん(センムさん)のつくりたいものをフィギュアにしてリリースするというシリーズ「センムの部屋」のパッケージデザインとパッケージに使われているフィギュアの写真(特撮)を担当しております。今回は氷川竜介さんがゲストです。センムさんのレプカ風衣装もお見逃し無く!

パッケージ特撮は「未来少年コナン」オープニング前のアバンタイトルをイメージしております。実際にはアバンに登場するギガントと物語終盤に登場するギガントは違う機体とのことですが、都市のビル群上空を飛行するギガントをイメージしました。西暦2008年の渋谷駅前のつもりですがHMVがないのが残念です。「未来少年コナン」ギガント→「風の谷のナウシカ」巨神兵→「新世紀エヴァンゲリオン」→「巨神兵東京に現わる」のぐるぐる輪廻の世界をぐるぐるしながら作業しました。

センムの部屋「怪奇大作戦 トータス号」


2015年11月25日 株式会社海洋堂
ROOM-3 センムの部屋「怪奇大作戦 トータス号」

1/24 scale
原型制作:市原俊成(トータス号)/高濱 幹(牧 史郎)
協力:株式会社円谷プロダクション
トークゲスト:池田憲章
構成・文:吉祥寺怪人
写真(トーク):小野正志(ホットレンズ)
デザイン+特撮:古賀 学(ペッパーショップ)
企画制作:株式会社海洋堂

海洋堂代表取締役社長・宮脇修一さん(センムさん)のつくりたいものをフィギュアにしてリリースするというシリーズ「センムの部屋」のパッケージデザインとパッケージに使われているフィギュアの写真(特撮)を担当しております。今回は池田憲章さんをゲストに特撮の(車両の)面白い話がぎっしりです。


「怪奇大作戦 22話/果てしなき暴走」より

パッケージ特撮は「怪奇大作戦 22話/果てしなき暴走」に登場する環状八号線添いの世田谷区ゴミ処理工場の向かいにあるガソリンスタンドでヒッピーカップルにトータス号が盗難されるというシーンをイメージソースに、2015年の世田谷区ゴミ処理工場(砧公園の隣です)の向かいに駐車している様子を再現しました。現在はガソリンスタンドはなくカーディーラーやタイヤショップが並んでいます。煙突が印象的にレイアウトできて大満足です!海洋堂さん吉祥寺怪人さんと同人的に(同人じゃないんですけど)きゃっきゃと作業できて超楽しいお仕事。

みんなのメカトロウィーゴ


2015年10月30日 ワールドフォトプレス
フィギュア王特別編集『みんなのメカトロウィーゴ』

小林和史さんのウィーゴがかわいい本になりました。撮りおろしのウィーゴ特撮水中ニーソ×水中ウィーゴで参加させて頂きました。ちょっとトークも載ってます。

センムの部屋「先進技術実証機 ATD-X」


2015年9月25日 株式会社海洋堂
ROOM-1 センムの部屋「先進技術実証機 ATD-X」テスターカラー


2015年9月25日 株式会社海洋堂
ROOM-2 センムの部屋「先進技術実証機 ATD-X」洋上迷彩

1/100スケール
原型制作:谷 明
協力:防衛省 技術研究本部
トークゲスト:岡部いさく
構成・文:吉祥寺怪人
写真(トーク):小野正志(ホットレンズ)
デザイン+特撮:古賀 学(ペッパーショップ)
企画制作:株式会社海洋堂

センムこと海洋堂代表取締役社長・宮脇修一さんのつくりたいものをフィギュアにしてリリースするという新シリーズ「センムの部屋」のパッケージデザインとパッケージに使われているフィギュアの写真(特撮)を担当しております。初回は防衛省の実験機「ATD-X」です。フィギュアだけでなくそのコンテクストまでパッケージしてしまうというコンセプトの元、ゲストとの濃いトークをボックスに掲載。「ATD-X」回のゲストは軍事評論家の岡部いさくさんです。ちなみにROOM-2の洋上迷彩機は海洋堂オリジナル設定です(笑)。

ウィーゴ特撮 小林和史×古賀学

※それぞれの特撮写真をクリックすると大型の画像が開きます。

ウィーゴ特撮みずいろ:通学路に合流するウィーゴ。小学生たちに豪快にスルーされています(笑)。リアルスケールにするとかなり大きいですね。生活感のある風景に立つロボットは風情があります。>> amazon


ウィーゴ特撮きみどり:トンネルを疾走するウィーゴ。きっと操縦席の小学生は食パンをくわえながら「遅刻遅刻〜」って叫んでいるのです。トンネルを出たところで転校生のウィーゴと衝突するとゆー。>> amazon


ウィーゴ特撮おれんじ:お披露目パーティー当日に撮影したBEAMS原宿展の前に立つウィーゴ。歩道に立つと邪魔ですね(笑)。都会の風景にもいい感じです。オレンジはBEAMSカラーですからねー。>> amazon


2014年11月24日(祝)に原宿BEAMS 3階「トーキョー カルチャート by ビームス」で開催された「千値練35メカトロウィーゴ」お披露目パーティーにトーク出演しました。ウィーゴは小林和史さんがつくったオリジナルの児童用ロボット(非実在)で、立体物で展開している作品です。これまでワンフェスによる展示やガレージキット、模型コラム誌「トイズアップ!」誌面で展開され、いよいよ11月下旬にトイメーカー千値練から1/35スケールの完成品トイ:高精度なミニカーのような気持ちのいい可動フィギュアが発売されました。


登壇者左から古賀学、BEAMS:久芳俊夫さん、ウィーゴ作者:小林和史さん。小林さんとのトークに向けて、この全高2.6メートルのロボットが実在する世界の風景を特撮できれば楽しいと思い、急遽製品サンプルを送って頂いてビジュアル(撮影+特撮:古賀学)を製作しました。

千値練35メカトロウィーゴ>> 35MechatroWeGo
小林和史モデリズム>> moderhythm

1/1写真という冒険 第1回

撮影・特撮・文=古賀 学

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トミカ・プラレール・ガンダム
ぼくには現在3歳の息子がいるのだけど、その息子がトミカやプラレールでひとりで遊ぶ様子をこっそり観察しているのが好きだ。彼は頬を床につけながら並べたミニチュア車両を超ローアングルで鑑賞して楽しんでいる。彼の頭の中には実物大の消防車や新幹線がイメージされていると思うと、見ているぼくも楽しくなってくる。

2009年お台場潮風公園に高さ18メートルのガンダムが大地に立った。日頃から「モビルスーツが実在したらきっとこんな感じだろう」という想像で頭がいっぱいのぼくは、お台場に立つガンダム立像を見て「あれ?なんだか想像していたのと違うな」という印象を持った。でも、想像していたのとは違うけど、想像を超える「巨大なガンプラ」としての存在感・・・違和感に感動して大笑いした。感動を起こす強烈な違和感なんて簡単につくりだせるものではない。その潮風公園から1年後「感動できる違和感」をつくりだすアイデアを思いついた。

架空のロボットではなく、実在している自動車や電車がモチーフのトミカやプラレールは、実物大をイメージするのは難しくない。我が家のマンションに実物大のトミカが駐車している様子をイメージしてみると、あの潮風公園の感動がよみがえってくる。これだ! 実物大のトミカをつくろう! あのダイキャストの質感そのままで、ディテールの甘さもそのまま巨大化して、分厚いドア、歪んだフロントガラス、これはかなり楽しい作品になるぞ!

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プラレール S-01 ライト付700系新幹線(JR東海承認済) ©TOMY ©Manabu Koga

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ミニチュア風写真と1/1写真
いや、でも、ちょっとまてよ。観客を「違和感」で感動させようとした場合に、実際に実物大トミカ像を製作することが必ずしも最善の方法とは思えない。もっと効果的に感動させる方法があるはずだ。

本城直樹氏に代表される「ミニチュア風写真」という写真表現がある。ピントが合う範囲(被写界深度)を浅くして極端な単焦点にすることで、鑑賞者の脳内でスケール感の麻痺を起こす画期的な手法だ。現代人は写真のピントによって奥行きを把握する能力を、気がつかないうちに日常的に学習していたのだ。写真がない時代の人間がミニチュア風写真を見てもミニチュアには見えないだろう。その現代人の能力を巧みに利用したのが「ミニチュア風写真」。特殊なレンズを用いた撮影や、フォトショップ加工による簡易再現など、表現手段は様々だが、現実を切り取って別の存在(現実をモチーフにした実在しないジオラマ)をつくりだすことに成功している。

風景写真を卓上サイズに見せる「ミニチュア風写真」とトミカを駐車場に置いて見せたい「巨大化計画」は、きれいに正反対である。だが、鑑賞者を「違和感」で感動させる部分は共通している。写真作品という表現手段で「違和感」は伝達可能なのだ。実際に実物大のトミカ像をつくらなくても、実物大のトミカがいる駐車場の写真はつくれるわけだ。写真作品ならば実物大トミカ像を製作するよりも技術的・経済的・時間的な制約のハードルを大きく下げ、シリーズ作品として「違和感」を並べることが可能になる。

2010年の夏にアイデアを思いつき、そこから実験的なトライアルを繰り返しながら作品をつくり貯めている。

実際の製作作業はモチーフになる車両が写る(写っていない場合もある)現実の風景写真に、ミニチュア(トミカやプラレール)を自宅スタジオで時間をかけて可能な限りアングルやライティングなどのシチュエーションを一致させて撮影し、丁寧にフォトショップ上で合成・レタッチしていくというもの。現実世界を材料に、実在しないジオラマをつくりだす「ミニチュア風写真」。それとは逆に、目の前にあるミニチュア(トミカ・プラレール)を材料に、実在しない現実世界(笑)をつくりだすのが「1/1写真」だ。

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プラレール S-32 ドア開閉E231系500番台山手線(JR東日本商品化許諾済)
プラレール S-33 E233系京浜東北線(JR東日本商品化許諾済) ©TOMY ©Manabu Koga

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違和感がない違和感
1/1写真シリーズ作品の一部にJR品川駅で撮影した新幹線や在来線をモチーフにした連作がある(角川書店「ケロケロエース」2011年5月26日発売号・ハイパートイフォト掲載)。700系新幹線、山手線、京浜東北線、成田エクスプレスのプラレールが品川駅のプラットフォームに入ってくるという風景は、青いレールやプラスチックな質感など、「違和感」だらけなのに違和感がないという「違和感」。企画段階で考えていたイメージよりも遥かにリアルなのだ。これまで考えていた模型的なリアリティ(正確なフォルムや精巧なディテール)なんか全然ないと思っていた低年齢向け玩具(対象年齢3歳以上)を被写体にしてリアルなイメージが撮れてしまったのだ。

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プラレール S-15 成田エクスプレス(JR東日本商品化許諾済) ©TOMY ©Manabu Koga

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(つづく)「プラレール」は株式会社タカラトミーの登録商標です。
1/1写真作品の掲載・展示などにつきましては古賀学まで直接お問い合わせください。
(メール: koga@peppergear.com/twitter: @manabukoga