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北の地に現れた遺跡の幻想 美を発掘する楽しみ 〜月刊水中ニーソR・2017年9月号より

月刊水中ニーソR・2017年9月号より)
ウェブショップ→「月刊水中ニーソR」2017年9月号
Amazon→月刊水中ニーソR・2017年9月号 雑誌 – 2017/9/8


※クリックすると大型の画像が開きます。

解説:ワーゲン/展示撮影:逢坂憲吾/協力:青森県立美術館

 初めて降り立つ新青森の駅で、最初に出迎えてくれたのは涼やかな空気でした。遠くに来たなという実感を胸に、車で青森県立美術館まで向かいます。やがて見えてきたのは、広大な面積を占める割には2階建てという平たい建屋でした。外観で少しだけ感じた違和感は「ラブラブショー2」の展示会場へ案内されたときに理由がわかりました。この青森県立美術館は地下に展示室があり、入り口からエレベータで地下2階に下がったところから展示が始まります。地下にあるといっても、地下1階から2階への吹き抜けが多くあり、地下のロビーから掘り下げられた外が広い窓越しに見えるのでいるので閉塞感はまったくありません。後から知った事ですが、この構造は三内丸山遺跡の発掘現場に着想を得ているそうです。まさに遺跡を発掘している現場に入り込んだようでした。
 そして魅力的な遺跡には、水没したエリアがあるものです(断言)。少々某アクションゲームのやりすぎかもしれませんが、期待に違わず、ここには水中を楽しめる場所がありました。展示室B「きみになりたい。」にて展示されている水中ニーソの巨大な作品群は、まるで見ている側が水の中にいるような気分にさせられます。特に入り口の左右に配置された「ていくわん」「ていくつー」の2作品は、実際の5メートルくらいの水底にて、水面から舞い降りてくる女の子を見上げるというイメージをそのまま体験できるものです。全体を確かめる為に首を動かして見上げるという行為が必要という事は、まったく新しい「体験」となります。この場所が地面より深い場所にあるということが、それに拍車をかけています。他の水中ニーソ作品にしても実際の女の子の1/1スケールと同じか、それより大きいものがほとんどです。まるで小さくなって撮影現場の隙間を泳いでいる感覚でしょうか。そして遺跡といえば「お宝」です。キラキラした光の中に、水中ニーソモデルが映し出される「水中ニーソのつぶ」は正に現代のお宝と言えるでしょう。
 ラブラブショー2の他作品やコレクション展を巡り、十分美の発掘を楽しめました。最後に迷路のような(案内板はあります)通路を上り下りして、ピラミッドの番人であるスフインクス……ではなく、「あおもり犬」のすぐ傍まで行ってきました。白く大きな体で「またおいで」と言っているような穏やかな表情に見送られて、青森県立美術館を後にしたのでした。

(キャプション1)
この展示では誰でもゆったりと水中気分を味わえることが特徴でした。5メートルの水底からモデルを見上げるという光景は、水中ニーソの撮影サポートで潜っていると毎回体験できるのですが、実際の撮影時では、ライティング調整や機材管理、カメラの画角に入らないように逃げ回る? など、のんびりしてはいられないのです。

(キャプション2)
大型の作品展示の片隅で、こっそりと輝く「水中ニーソのつぶ」。小さな水中をいろいろ覗き込んで女の子が一番輝く姿を見つけましょう。お宝というものは自ら探し出してこそ意味がありますよね。

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